少年部クラス稽古前に。
久しぶりに腰塚優華さんが、道場に顔を見せに来てくれた。
幼い頃からハキハキと気持ちを話してくれる生徒だった彼女。
2年間程は、組手試合には出場出来ずにいたが、この数年間では組手の実力も本当にメキメキと力を付けていた。
学校の勉強と部活動が忙しいみたいだが、弟の陽太君の稽古の見学も含めて、道場にまた遊びに来てくれると思う。
今まで5、6年間継続してきた極真空手が、今現在の彼女の日々の生活においても、本当に役立っているという話をしてくれた。
とても嬉しく思う。
今後も彼女を応援している。

〈以下、土曜日少年部最初のクラス〉
先週、入会したばかりの桜翼君(4歳)が、新しい道着を着て稽古に来てくれた。
とても似合っていたし、緊張しながら照れながらも、中盤以降は最後まで皆と同じ内容で稽古に取り組めた。
楽しかったみたい。
先輩の零士君が、同じ年齢でもある後輩の桜翼君を優しくリードしてくれていて、緊張や不安が解れたみたいで良かった。




基本稽古からしっかりと行った。
〈以下、土曜日少年部2クラス目〉
中学生達も稽古に参加した。
大舘杏紀さんは、なんと低学年クラスからの連続参加で後輩達を盛り上げてくれた。
後輩の女の子達からも凄く人気のある杏紀さんだが、中学の部活を引退後は少年部クラス、一般部クラスと稽古に沢山参加しながら日々の心身鍛錬に励んでいる。







年内の土曜日は最後の稽古という事で、後半はミット、サンドバッグ稽古で全員が凄まじい勢いと気合いで追い込んだ。
全力を出し切れたと、自信を持って手を挙げてくれた生徒達が殆どだった。
中学生達にも沢山の話をしながら。
【ここから先はレベルが上がるにつれて、また年齢を重ねていくにつれて、何かを無理矢理にやらされる物でもないので、何事もそうだけど、自分自身の気持ちを自分達の言葉で、しっかりと目の前の相手に話して伝えられるようになる事も勉強していく事、組手試合に関しても、自分達の意思でしっかりと考えて出場の有無についてを判断する事、ただ、仮に今は組手試合に出たくないと感じてそれを決めたとしても、空手の稽古を継続していくという事自体は、日々の心身鍛錬の為にも、将来の君達の為にも必ず役立つ事の積み重ねでしかないから、空手を続けていて損をするという事は何一つとしてないし、君達の両親も同じ事を考えて、君達に一つの事を長くしっかりと続けて貰いたいと考えてくれている事を含めて理解する事、何か他に本当にやりたい事が見つかり、そこに一生懸命に打ち込める物があれば、これまでの空手の経験が別の事にも必ず役に立つはずだから、その時には勿論応援もするし、けれど特に何も目標がない状態であれば、何となく空手を諦めてしまったり辞めてしまうのは凄く勿体無い事だし、中途半端にもなってしまいかねないから、そういう事も含めて、じっくりと理解を深めながら自分自身でもしっかりと考えていけるようにする事】
大まかではあるが、彼らにはそんな話をした。
彼らは試合に出る出ないは別としても、空手の稽古自体は嫌いな訳ではなく、むしろ長年やってきた好きな物でもあるし、体を動かして汗を流したり、空手の稽古で得られる充実感もきちんと理解はしている。
学年もバラバラだし、置かれた状況も空手のレベルもそれぞれに違う事も勿論だし、空手に対しての本人達のモチベーションも、年頃の中学生達なだけにそれぞれに違う。
じっくりと話し合いをして、お互いの気持ちを聞いたり、自分達の気持ちを話して理解して貰ったりという事も、凄く大切な事だよという話もしたが、彼らはそれぞれにきちんと理解をしている。
彼らがこの先の人生で、何をして生きていくにも、これまでの空手の稽古で培ってきた底力という物は、ずっと残っていく物だし、何事に対しても活かされていく物となるはずだから。
ここから先、仮に更に長くじっくりと継続していければ、それはそれで後々の彼らにとっても、まさに揺るぎない自信と力にもなっていく物だから。
中高生達とは、日頃から常にコミュニケーションをとる事を大事にしている。
何故なら全員が同じではないし、彼らが小学生の頃と今現在は違いがあり、中高生達は大人になる為に、気持ちにも常に変化が表れてくる物で、一人一人に抱えている悩みだったりも違えば、性格もそれぞれに違うから、本当に長い目でじっくりと観察して接していかなければ、本質が見えて来なかったり、彼ら自身も変化していかない、また変化していけない部分が本当に沢山あるから。
これまでの長年の極真空手の稽古を通じて、彼ら全員が良くなっているから尚更、真剣に向き合ってあげなければいけないと常々考えて接している。

19:30〜22:30稽古。
外へ走り込みに。
寒い…
足首にもガチガチにテーピングで固定しながらではあるものの、2週間ぶりにランニングは出来た。
居ても立っても居られずだから、結局ダッシュにも挑戦した。
ストレッチはこれでもかと常に念入りに行いながら、道場裏の路地でダッシュを繰り返した。
おおよそで一本200メートル程のダッシュを繰り返し行いたかったが、最初は40、50メートル程で、足首付近が悲鳴を上げて引っ掛かりと痛みが伴い、体が拒否して減速してしまった…
それでも続けるうちに気分も乗ってきた為、走るスピードと、体重の乗せ方に変化を付けながらも繰り返した。
6、7本目から幾らか距離が伸び始めて、体重の乗せ方を気にしながらもスピードも出てきた。
10本目には、100メートル程は、それなりのスピードでダッシュが出来たと思う。
短いダッシュを含めてトータル15本を行い、ある程度は走り込みも出来た事に納得がいき、ジョグとウォーキングで道場へと戻った。
そこからは、じっくりウエイトトレーニングと補強稽古、砂袋を蹴り込み、サンドバッグで蹴り込みをしながら。
バーベルは170キロを担いで、スクワットが出来るまでには回復をしてきた。
まだまだ違和感や痛みが伴う為、慎重に積み重ねてはいる。
過去の怪我や病気は、自分自身で判断して、体を動かすかを決めてきた為、俺自身は、お医者さんの指示やアドバイス通りに何かを守った試しはないが、それらに関しては、結局は何事も自分自身で判断して決めて行動する物でしかないから。
時に無理をしてしまい、怪我や故障の度合いを逆戻りさせてしまうなんて事も日常茶飯の事だから、それらも結局は自己責任でしかなく。
やっていかなければ、怪我や病気の治りに関しては、時には全く見通しが立たない事だらけで、なかなか治らない物でしかないし、その他の物が衰えてしまうくらいなら、必ず直ぐにやる習慣が心身共に染み付いてしまっている事もあり、良し悪しを別にしても、自分の意思で行動していられる訳で、結局はそれが幸せな事でしかないから。

レントゲン検査とか、MRI検査とかは、これまで本当に数え切れない程やってきたが、その時々の痛みや故障の状態を確認して、体の状態を把握する為の物でもあり、あまり参考にならない事も沢山ある為、怪我をしても実際には検査すらしない事の方が比率的には多い。
次に何をしていくかになる。
俺が今回気にしたのは【年齢と共に骨が軟弱になっていて折れてしまったのか?】という事と、【靭帯が切れたりしていて、もしかして手術をしなければ稽古や試合が出来ないのではないか?そうなると時間が掛かり過ぎてしまう…】という事を含めて、白黒をハッキリと知りたかった事もあり、MRI検査をした。
医師から【骨は間違い無く丈夫だろう】という事と、今回の怪我は脱臼という診察結果を聞いた時には安心はした。
後々の経験となり、自分自身の財産としていけたら良い。
まだまだ動かなければいけないし、本当に死ぬか、体が全く機能しなくならない限りは続けるはずだし、体は一生涯、鍛え続ける物だと常々考えている。
そういう気持ちでいられる事が、本当に如何に幸せな事かと思う。
自分の中での一日一日を大切にする事。
そこに尽きる。