…壮絶な消耗戦となる。
世界大会王者の、アナスタシア・クリプノワ選手を相手に、心身ともに充実した鬼気迫る戦いぶりを繰り広げる。
前の内股蹴り、外の下段廻し蹴りへの連打、膝蹴りが冴える。
左上段廻し蹴りを放つ。
対する、クリプノワ選手、強烈な下突き、カギ突き、直突きの連打で前に出てくる。
対する美優選手も一歩も譲らない。
凄まじい攻防の中、美優選手が左右に動き出す。
膝蹴り、前蹴り、中段廻し蹴り、下段廻し蹴りの連打、突き技を放つ。
本戦終了。(3分間)
2-0…美優選手の白い旗が上がる。
主審が引き分ける。
延長戦に突入。
御互いに、意地と意地がぶつかり合う凄まじい展開になる。
突きの連打で前に出てくるクリプノワ選手。
美優選手も膝蹴りの連打、内股蹴り、外の下段廻し蹴りで応戦。
延長戦終了。(2分間)
副審の赤い旗が2本、クリプノワ選手に上がる。
…主審が3本目を、クリプノワ選手へ…(0-3)
判定敗退…
次は第3位決定戦へ。

