彼女にとっては大人達や、上級の強い先輩達に囲まれているだけでも緊張感があり、また、大人達の組手を観ているだけでも恐い物です。
まだオレンジ帯の彼女が、一人で道場へ通いに来るだけでも、とても勇気が入ります。
意味を持たせてあげないといけないので、色々な話をしています。
継続が出来れば、後々には凄く貴重な確かな意味が出てきます。
美優さん、神代さん、湊さんも絶好調でした。
宮本さんも組手、頑張りました。
村松君、来てくれました。
彼が来ると、道場が明るくなります。
彼の、あの人柄や、安心感のあるオーラが自分は好きです。
彼は人を恨むとか、腹を立てるとかの感情が本当に殆ど、ないんです。
現役選手を離れてはいますが、自分と一緒に、無差別の全日本大会へも2回、出場しています。
【俺が村松の才能があれば…】と、過去にどれ程感じた事があるか解らない程、彼の空手センスは凄い。
そんな彼に…『なんか太ったろ…80キロくらいあるの?』と聞き、『ちょっと体重計乗ってみな…』と促した。
『…そんなにないすよ!多分75キロ、くらいじゃないですか?…』と真顔で体重計に乗る。
【80・8】くらいあったでしょうか。
『…ええー!』目を丸く唖然として、お腹をさすりながら、ショック顔の村松君。
殆ど当たっていたな。
元気な彼を見れて良かったです。


