夏休み捕獲 最終編。【自由研究3】

   
    
 
かなりのハイペースで、先週よりも、更に奥地へと進んだ。 

先週、少し気味が悪いなと感じた橋の下辺りでキリがないので、Uターンしたが今日は更にその先へ。

深夜の森林は、道路でない木々のある脇道は、懐中電灯無しでは、足元が見えないくらいに真っ暗になる。 

森林の匂いと、樹液の入り交じる匂いを嗅いで、また【一心不乱】に木々を懐中電灯で照らしながら探索。 

捕れるスポットに差し掛かり、沢山いた場所の樹液が乾いていて、また違う場所に新たな樹液を見付けたりした。

子供の頃に感じた、樹液にも夏の【期間】がある事を思い出した。

先週までが【ピーク】なんだなと感じた。 

そんな中でも今日も数少ない、カブトムシと、クワガタを見付けた。

健士郎君がくれた【ノコギリクワガタの雄】用に【ノコギリクワガタの雌】を一匹捕まえてきた。 

カブトムシの雌は全て、見過ごして逃がしてきた。 

【コクワガタ】は二匹、持ち帰ってきた。 

最後に、木の高い場所の樹液を吸っていた【雄カブトムシ】を発見した。

…とても手が届かない。

隣の柵によじ登り、まだ届かないカブトムシに、懐中電灯を軽く投げて落とそうと試みるも不発… 

…柵から、ジャンプをしてタッチを考えるもの、着地するには体重的に、膝の痛みを懸念した。 

知恵を振り絞る。 

1メートルくらいの長い木の枝を折ってきた。 

また、柵によじ登る。

そこから腕を伸ばし、木の枝で何度か、つついて、雄カブトムシを下に落とした。

【ブーン】と、少し羽を開き羽ばたくも地面に落ちる。 

直ぐに柵を降りて捕まえた。 

今年 最後になるかも知れない、カブトムシ雄の捕獲に成功した。 

持ち帰ってきた。

来週からは、どんどん捕まえられなくなり、更にいなくなると感じた。  

これにて一応、今年の夏の【カブトムシ捕獲編】は、終了出来たらと思います。(多分…)

ゼリーをあげるよりも、昆虫達には、マイナスイオンの中で生い茂る木々の中での自然が、やはり幸せなんだろうなとは思った。

自然の木々から滲み出ている、樹液に勝る物は無いなと感じます。 

■8月8日(土)少年部2クラスは通常通り行います。