2024/11/13。【極真空手/東大和道場/水曜日少年部クラス/一般部クラス】【石河ローレンス君との稽古】

〈水曜日少年部クラス〉

今週日曜日には初の組手試合に挑む、敬源君。(中学二年生)

【緊張しています…】と、はにかみながら話してくれた。

【あはは、そうか、うん、大丈夫だよ、全力でやるだけでいいよ、敬源なら出来るよ】と彼に返した。

真面目で誠実な彼を応援している。

黄色帯の結斗君、皆愛さんが敬源君のスパーリングパートナーになってくれた。

【組手隊】【ミット隊】に分かれて稽古。

幼年部達から小中学生達が真剣に全力で稽古した。

みんな立派。

〈以下、水曜日少年部2クラス目〉

2クラス目はフィジカルトレーニング、型稽古、サンドバッグでの追い込み。

【礼をする事の動作の意味】【大人になっていく事、年齢を積み重ねていく事の意味】【皆がどうなっていくべきか】を、彼らにじっくりと話をした。

一日一日、彼らは成長を続けているからこそ貴重な物としていけるように。

〈水曜日一般部クラス〉

19:30〜22:00

金久保、石河ローレンス君で稽古。

水曜日は神代さん、中城さんが来るからという事で、楽しみに道場に稽古に来たローレンス君。

【るーれん、今日は二人は◯◯と◯◯で来れないみたいだから、俺が一緒に稽古するよ】と彼に

【ぉぉす…】ローレンス君が無表情で答える。

スパーリング、組手、受け返し、ディフェンスの反復、打たせ稽古、フィジカルトレーニング、ミット、サンドバッグでの追い込みまでを2時間強、殆ど休憩無くみっちりと一緒に稽古した。

対人稽古に関しては、自分自身もやる事が沢山あったが、ローレンス君が全ての稽古の手伝いをしてくれた。

現在の彼の体重は80キロ近くになるが、軽量級選手の様なスピード、そしてセンス抜群の組手には爆発力もある。

追い込みの仕上げに掛かる時期の重要としている曜日となり、先日の日曜日あたりから、疲労や体調も含めてどの様に仕上げていくべきかという事で、イメージをしながらではあった為、彼が全ての稽古の手伝いをしてくれ、納得のいくように積み重ねる事が出来た。

本当に有り難かった。

また極真空手を通じて一緒に稽古が出来る事や、心の部分でのコミュニケーションが出来る事を幸せに思う。

今週日曜日の支部内交流試合では、審判団の一人として手伝いをしてくれる予定のローレンス君。

今年の12月に二十歳になるという彼。

【もうじきか、そうか、もう皆の前で堂々と酒が呑めるな、るーれん!】と彼に。

【おぉーす…居酒屋にもその日から行けますっ…誕生日になった日は、午前0時から堂々と居酒屋でお酒頼めます…道場の忘年会にも参加したいです、楽しみです!】と、嬉しそうに話してくれた。

稽古後も彼と遅くまで多くの話をした。

9歳の時に日本に来た彼は、上宿小学校へと入学し、フィリピン語から日本語へと切り替えながら日本での生活をしてきた。

日本に到着してから一週間以内には東大和道場に来て空手の体験をして入会した後は、本当に毎日一年中、道場に稽古に来ていた彼は日に日に強くなっていった。

極真空手がとにかく楽しかったと話す。

日本語を一から覚えていく事で精一杯だったという彼は、フィリピン語は聞き取る事以外は、今は話せなくなってしまったみたいだが、日本語の漢字の読み書きもしっかりと出来るようになり、現在は頭の中では日本語のみで物事を考えているとの事。

とても純粋な若者であり彼は毎日を真剣に生きている。

中学校に入る時に、お父さんがプレゼントしてくれたという緑のバッグを、今現在も空手の稽古用に大切に愛用している。(ローレンス君が背負う緑のバッグには、東大和道場での沢山の極真空手の思い出が詰まっている)

彼は現在通っている専門学校での来年春の資格取得試験の為の勉強に専念する為、来月12月からは一旦休会となる。

たまには自由に稽古にも来るようにと伝えてはある。

純粋で直向きな彼を今後も応援している。