2024/10/3。【極真空手/東大和道場/木曜日少年部クラス/一般部クラス】【核弾頭/杉浦翔君との再会】

〈木曜日少年部クラス〉

今日のテーマは【地味トレ】

疲労が見受けられる生徒達の骨休めとして、普段の追い込みを無しで、激しい稽古での乳酸を重ねない稽古日として。

とにかく色々。

多くの内容にはしていたものの、心身のリフレッシュの曜日に。

結局、幼年部達や低学年達は何をしていても毎日楽しいみたいだけど、今日のもかなり楽しかったようだ。

子供達が帰り事務仕事をしていると、階段を降りて道場に入って来たのは、元道場生の杉浦翔君。(大学3年生)

2020年に来て以来4年ぶりの再会ではあったが何の違和感もなく、彼が慣れ親しんだ東大和道場へ。

大学の卒業論文を書く為の調べ物の為と、近況報告に来てくれた。

論文のテーマは【極真空手】についてを書くと決めているとの事だった。

幼少期から小学6年生まで空手の稽古に打ち込んだ。

極真空手に打ち込む間にも、彼は日々の学校の勉強も欠かさなかった。

組手は本当にメチャクチャ強かった。

彼の代は特に支部最強世代の学年であり、強い選手達が5人も6人も全員、東大和道場に揃っていた学年でもあった。(後の支部内特選エリートクラスを設けたのも元々は彼らが始まり)

その中でも同学年ではまさに無敵の強さを見せていたのが彼。

支部内交流試合を経た後は、各地方大会、全関東大会(今現在の東日本大会)秋季関東大会、国際大会でも物凄い激しい戦いぶりで暴れ回っていたのが印象的。

当時、東大和道場にいた一学年年上の荒木拳三君(2015国際大会チャンピオン)とも、日々の組手稽古では毎回ガチガチの真剣勝負で互角の打ち合いを積み重ねていたのが杉浦翔君。

左が荒木拳三君/右が杉浦翔君。

そんな翔君に【核弾頭】という呼び名を付けて、当時から目をかけて可愛がっていた生徒だった。

まさに【核弾頭】と呼ぶに相応しい激しさがあり本当に光り輝いていた。

彼が当時、試合場で何度も勝利してきた選手達の中には、今現在の一般男子選手権で日本代表選手へと成長して大舞台で活躍している強豪選手もいる。

翔君との昔話に花を咲かせていると、大舘杏紀さんが階段を降りてきた…

〈木曜日一般部クラス〉

杉浦翔君、大舘杏紀さんが稽古に参加。

今現在は将来に向けて学業に専念する傍ら、週に4日はジムでウエイトトレーニングにも励んでいるというだけにパワフルな突き蹴りの打撃を見せていた。(体重も80キロ近くある)

今日は4年ぶりにサンドバッグを叩いたという。(2020年の春に最後に東大和道場に来た以来との事)

その時の再会も少年部の時以来で4、5年ぶりだったかとは思う。

彼は幼少期から極真空手が大好きで、まさに極真オタクだった。

ワールド空手や、毎回の各大会のパンフレットをひたすら隅から隅まで読み漁り、どの学年の選手達の名前も全て知っているような暗記力と、人一倍の好奇心があったのを今も思い出す。(道場に早くに来てワールド空手を開くとじっとしたまま無言でずっと動かなかった)

健全な生活をしている為と、酒もタバコもやらない彼は、今現在も筋トレで鍛えているという事もあり、筋力や持ち前の地力はしっかり備わっている事と、サンドバッグを叩き続けるスタミナもそこそこにはあった。

昨夜、あれだけたくさん組手稽古をして、今日は朝から夕方まで高校の体育祭を終えてから、夜は更に道場に稽古に来た杏紀さんのヤル気に驚いていた先輩の翔君。

【昨日、先生達と組手したんでしょ…】

そして杏紀さんの鍛えに鍛え抜かれた両手の【拳ダコ】を見た翔君が更に…

【野球部みたいだね…】と呟いた、彼らしい言葉に爆笑してしまった。

だけど野球部って…

夜19時から4時間程は道場にいた杉浦翔君。

全く無駄なクセがないというか、とても魅力的な好青年だと思う。

驚くほど純粋で、話す際の表情や目にも一切の曇りが無い。

彼は将来、小学校の先生になりたいとの事で毎日頑張っている。

彼なら優しくて立派な先生になれると思う。

応援している。

2024/10/3