優しい少年。

130122_181309.jpg

今日の少年基本クラスでは 体力稽古と基本稽古足技全部を細かく行いました。

初級の帯のうちに基本技も上手になれるように指導していく予定です。

少年選手クラスでは 本当に厳しい内容の稽古を1時間45分をみっちり行いました。

あの稽古は本当にハードですが 今日は心を鬼にして指導をしました。

皆本当に頑張りました。

子供達の稽古の様子と、生徒達を見学に来てくれていた山田先生も有り難うございました。

子供達の頑張りは自分も良く理解しています。

頭が下がります。

久しぶりに高校生のK君がお母さんと一緒に道場へ来てくれました。

いつも お菓子や贈り物を下さる皆様方、有り難うございます。

今日も色々な場面で皆様にお気遣いをさせてしまい、本当に恐縮でしたが、お気持ちは有り難く頂きます。

自分は道場を盛り上げる事と 生徒をひたすら強くする事を一生懸命やりたいと思います。

仕事なので楽しいですし 頑張ります。

少年部のS君。

彼は現在、黄色帯の一本線をしめています。

彼は、こんなに優しく純粋な男がいるのだろうか?というような綺麗な心を持っています。

いつもひたすら自分に色々な話を聞かせてくれます。

本当に綺麗な心を持っている少年です。

自分を信じて色々話してくれる様子に今日も癒され、涙が出そうになりました。

小林先生や、荒木先生にも話しかけるのかと解りますが いつも自分のところにも来てくれます。

今日も彼は基本クラスを終えた後に、選手クラス前に自らが帰宅しないとならない時間に、皆の荷物を綺麗に揃えてくれていました。

せたひがラリーのハンコを気づいたら全て押してくれていたりもします。

皆がとりやすい様に綺麗に並べて何も言わずにきちんと礼をして、選手クラスが始まると道場を一人で去ります。

彼は誉められたいとかではなく 聞くと『黄色帯一本線だから先輩らしく』と話してくれました。

ですが青帯の時期も度々 自分の手伝いをしてくれていました。

今日 そんな彼が帰る様子を観て何度も呼び止めてお礼を言いました。

人間同士の付き合いは言葉ではないなと感じました。

彼は組手が苦手ながらも少しずつ強くなり 試合では諦めずに必死に戦いますし、心は決して折れません。

なかなか勝てなかったりしますが明らかに最近は強くなりつつあります。

中学生以降も彼にはずっと続けて貰いたいなと思いました。

自分は昔から本当に仲間と認めた友人には、自分自身の体を張る時がありました。

そうでない友人には、やはり心も体も動かない時もありましたが、本当に大事に思えた仲間には自分自身よりも大事に思えたりする事も沢山ありました。

純粋な生徒達を観ていると 不思議と少年時代の感情にリンクする時があります。

今日のS君を観ていると、気付くと涙が出そうになっていました。