〈水曜日少年部最初のクラス〉

日曜日の支部内交流試合に向けて。
色々した。
〈以下、水曜日少年部2クラス目〉

こちらも徹底的に。
2クラス連続参加の生徒達も沢山。
しかも、そのまま杏紀さんだけ、更に一般部クラスにも参加。
日頃からオーバーワークでもある為、稽古内容と強度は常にこちらで調節はしてある。
彼女自身にも自覚はあるみたいだが、今現在では、空手や道場稽古に対しても、過去にない程の熱量がある為、焦らず更に多くの物事を伝えてあげたいと思う。
何にせよ、いずれ彼女にとって一生物ともなる、揺るぎ無い自信が身に付いていく事も間違いない。
そういう物にしてあげなければならない。

〈水曜日一般部クラス〉

中城さん、坂本君、大舘杏紀さんが稽古に参加した。
今年43歳になるという中城さん。
現在茶色帯2級の中城さんだが、ゆくゆくの一級昇段審査に向けて、早め早めに必要な事に取り組んで準備をしていこうという事を話して伝えながら。
これから何をやるべきか、今後何が必要になるかを諸々話してから。
昇段審査での体力審査に関して、柔軟審査以外には、逆立ち歩行や、棒跳び、2段飛び蹴りの審査項目の内容を説明した。

【…どうやって持つのが良いんでしょうか?】と、質問をしていた中城さん。

最初は柔らかい棒や、ホウキを何度か使用して慣らしてから、いざ、実際の曲がらない固い棒でチャレンジして…
なんと、連続10回跳びの前後5往復を失敗する事なくクリアしてしまった…

【やったー!!…出来た!!】と、汗だく笑顔の中城さん。
満面の笑みでその様子を眺めていた、杏紀さん。
坂本君も一生懸命に、逆立ち歩行や棒跳びにもチャレンジしていた。
極真空手を知る者なら誰もが分かるはずだが、43歳の大人が、初めて実際の棒跳びにチャレンジして、その日直ぐに連続10回をクリアしてしまう事の凄さ。
現在黒帯の多田君や星野君ですら、初めて行った日のクリアは無理だったかと思う。

組手試合の試合実績であれば、国際壮年選手権大会3年連続の入賞経験もあり、組手の強さは既に申し分がない。
基本、移動、型稽古もいざ上手に出来る。
中城さんをいつか必ず、極真空手の黒帯に導いてあげなければならないと、実際にずっと考えている。
そう遠くはないはずだと思う。
コロナにより一級の取得時期が、既に何年間もズレていたが、あとは本人が本気になるだけ。
先ずは一級審査を目指すと、決意を固めた中城さん。
