〈水曜日少年部最初のクラス〉

フィジカルトレーニング、補強稽古、対人稽古、受け返し、スパーリング、組手稽古を90分間。
全員、本当に頑張った。
土屋賢太郎君VS 山崎心音君の延長戦に及んだ練習試合もまさに一進一退、延長戦はマストシステムとし、本当に白熱した先輩達の組手試合に、見ていた後輩達からは大声援となった。
【真剣に稽古をする事の意味】を、先輩達にも話しながら。
〈以下、水曜日少年部2クラス目〉

フィジカルの底上げをメインとして。
【自分の本心を誤魔化した言葉にしたり、何かのせいにして話をすり替えたりしない事】
【試合に出るか出ないか、出たいのか出たくないのかは、自分自身の本心と向き合い自分で判断して決める事】
【実際に空手をしているのは君達な訳だし、支部内交流試合でも関東大会以上の大会でも、いざ本当に試合に出るか出ないかを決めるのは、お父さん、お母さんではなくて、先ずは君達自身がどうしたいのかだから、年齢を重ねていく毎に、今回の空手の試合以外にも、多くの物事を自分自身の気持ちで、何かを取捨選択して決めていかなければいけない事は、皆の年齢だと、あと約70年間、80年間くらいは、当たり前に繰り返していかなければいけない訳だし、それは生きていく中で、ずっと必要になる部分な訳だから、事ある毎に自分の本当の本心を誤魔化したり、何か別の言葉にして、すり替えてしまうのは、決してベターな事ではないから】
【皆がきちんとした考えを元に、仮に何かの試合に出たいからと本気で頼んだ場合には、君達のお父さん、お母さんだったら何の試合でも必ず協力してくれるし、真剣に応援もしてくれるはずだから】
【試合会場に行く間の道中に、あなたは車酔いするから組手試合には出るなと、お母さんから言われたから試合には出ない…】
【今まで沢山出たし優勝もしたから、もう支部内交流試合には出なくて良いよと、お父さんに言われたから出ない…というのは、本当の理由としては少し違うよ、皆が実際に今回、組手試合をしたいのか、したくないのかという部分でしかないから、出たいのなら出れば良いし、自分が今は試合に出たくないのなら、それも勿論良いとは思う、ただ自分の本当の本心を何か別の理由とすり替えたり、誰かの言葉をそこに当て嵌めて、話に付け加えてしまうのはやはり意味が違うから】それらの意味や話も皆に話しながら。
既に空手歴も長く、何度も試合を経験してきた高学年や中学生達は、まだ入門してから間も無い白帯、オレンジ帯の低学年の生徒達が初めて試合に挑もうか、そうでないかを迷っている状況とは意味がまるで違う訳だから。
本当に真剣に話して理解させてあげないと、結局は何も気付けないまま、何年先にも同じ事を言う様になってしまう事が、実際に沢山あったりもする。
過去に試合を経験してきた高学年や中学生あたりになると、比較的ありがちな話ではあるんだが、高校生になってもそれらと同じ様な事を言っている生徒達もこれまでには多くいた。
幼少期から長い間、一生懸命に空手を続けてきたからこそ、そういう部分を理解させてあげないままでいる事の方が不親切な訳だし、彼らにとってもやはり勿体無いから、時期により、話すべき時には、それらについての話は昔から多くの生徒達に話してきている。
彼らが空手を長くしっかりと続けていくと、そういう事も含めて少しずつ、きちんと理解していけるようにもなる。
結局は空手以外の事にも、彼らの全てに繋がっていく物だし大事な物でしかない。

〈水曜日一般部クラス〉
金久保、神代さん、石河ローレンス君、大舘杏紀さん、松川恭士君で稽古。
シャドー、ミット、サンドバッグでの打ち込み、追い込み稽古を最初のクラスで。
2クラス目は、金久保、神代さん、石河君で、素手素足での打たせ稽古、受け返しのスパーリングとディフェンスの確認、補強稽古、各自のウエイトトレーニングまで。
ストレッチ、掃除をして終了。
神代さんは、4月16日(土)の【2022極真祭/全日本壮年空手道選手権大会】に向けて。
心身共に強化されているのが分かる。
稽古内容も意識も変化をさせながら、日々の稽古に取り組んでいる神代さん。
年月を積み重ねる毎に、確実に伸びていて強さを増している。
神代さんは、組手試合を、日々の稽古の一環として考えている人で、そこは俺自身も全く同じだからよく分かる。
最初のクラスから、全員で一斉に稽古を開始したから、一人一人に細かい声掛けが出来た訳ではないが、同じ空間で互いの気合いを感じながら、生徒達と一緒に全力で稽古が出来る事を幸せに思う。
大量の汗を流した。
良い稽古が出来た事と、仲間や生徒達に感謝。
