水曜日少年部最初のクラス。
空手の稽古をしながら、心身共に成長させていく事。
一日一日の稽古が、薄紙を一枚一枚、丁寧に丁寧に積み重ねていく作業の繰り返しとなる。
簡単には積み重ならないし、とても根気がいる。
周りと比べずに、慌てずにコツコツと積み重ねていく事。
皆、そういう事も自然と理解してくれる様になる。
以下、少年部2クラス目の先輩達。
濱田葵晴君、全力で稽古に取り組みながら逞しく成長を続けている。
スタミナが付いてきた。
真面目だし、稽古に対するヤル気も立派。
フィジカルトレーニング、補強稽古を中心に。
磯部秀太君、しっかりと稽古を積み重ねて強くなっている。
全体のムードメーカーにもなれるし、空手に対するモチベーションも高い。
夜の一般部クラスには、石河ローレンス君が稽古に参加した。
今後の組手に関しての目標は、スタミナ、パワーを身に付ける事、心技体を更に高めていく事をテーマに。
厳しい稽古の連続となったが、全力を出し切り、気分爽快の様子だったローレンス君。
彼の故郷の話を聞かせてくれた。
街の治安に関しての話も、とても興味深く聞き入った。
彼が初めて日本に来た時に、先ず最初に凄く驚いた事は、日本の空港に着くと、そこには自動販売機という物体があり、その物体にお金を入れると、ジュースが出て来た事だったそうだ。
彼の故郷だと、治安の悪さもありジュースの自動販売機という物が街には無かった為、小学3年生当時の彼には、無人のままに設置してある大きな機械から、美味しいジュースが出て来た事にも、大きなカルチャーショックを受けたとの事だった。
日本に来てからの最初の2年間程は、日本の小学1、2年生の、ひらがなカタカナの読み書きの勉強をして、小学5、6年生からは、皆と同じ授業に切り替わって勉強してきたという苦労話しを含めて、いつもの明るい様子で当時の心境を聞かせてくれた。
日本に来て数日後には、空手の体験に来た時には凄く楽しくて、直ぐに自分のやりたい事と居場所を見付けられた事、日本の様々な御菓子の美味しさや、和食のテイストにも驚きと喜びを感じたという。
日本に来て極真空手に出会えた事も、彼の今後の人生にも確実に役立つ物となるはずだし、彼は心身共に強くなりたいという気持ちを常に持っている。
諦めずに今のまま、好きな空手を積み重ねていたら大丈夫だと思う。
2020/7/22