今年2016年の1月4日に膝の手術をします。
25歳の頃に、半月盤の摘出手術をしたのですが、それから約15年間もの間、長持ちしてくれました。
2014年の暮れから、違和感を感じて痛みが増し始め、昨年2015年の一年間は年末までに、度々、悪化を繰り返していました。
稽古をする度に、水や血が溜まる状態を繰り返していたのと、激痛がありましたが、一年間よく、もってくれたなと思います。
【…もう無理かな】と思いながらも、稽古はやり抜き、組手試合へは、4大会に出場しました。
疲労を抜く分、試合当日の方が、痛みが多少は緩和されていて、日々の稽古よりも遥かに楽でした。
組手で相手を蹴ったり、相手の攻撃を踏ん張る度に激痛があり、何より、本来の自分の組手の生命線でもある、サイドステップが殆ど踏めない…
足を使わずに痛みを我慢して、稽古では、付け焼き刃のサイドステップを意識的に繰返してはいました。
走り込み、組手、スクワットも同様に繰り返しました。
時期的に連休がある年明けまで、我慢する事を決めて、出来る限りの事を精一杯やれたかと思います。
昨年10月の城西カップでは、足を庇いながら、周囲に隠しながらも運良く、得意の打ち合いのみが、形にはまり、たまたま優勝する事が出来ましたが、翌週にはMRI(精密検査)を予約していました。
診察結果では、膝の前十字靭帯が一本、切れていて、半月盤がないまま長年、酷使してきた膝が、炎症を繰り返し、大腿骨と脛の骨が直接ぶつかり合い、変形を重ねた上下の骨が壊死をしていると診断されました。(70歳前後の膝の傷み具合と診断されて、多少、凹む…)
【…まあ、そんなとこかな】くらいに考えてはいたので、診断されたその日から組手も稽古も普通に開始した。
10月の試合以降は、とりあえず毎週、両膝に【ヒアルロンサン注射】の治療をしていました。
確かに、まあまあ 効くのですが…
日常生活に伴う、これくらいの傷みは問題もなく、ヒアルロンサン治療をするまでも無いですが…
【…やはり、思う存分に稽古で動きたい】
その気持ちのみでしたので、前向きに治療を考え出しました。
全盛期に比べ、膝の傷みにより、60%くらいまでに落ちていたパフォーマンスを、100%は無理としても、80%〜85%くらいまでに戻せたらと良いなと。
【やはり、まだ一般選手権で戦いたい】
その気持ちのみです。
【靭帯が切れていても、まあ、動けるもんだな…】昨年は、そんな事を感じて、稽古を繰り返して来ました。
自分の中では、打撲や捻挫等の痛みは怪我には入りません。
骨折をすると、多少は気にするべき怪我ではありましたが、骨折をしていても、組手や稽古を休んだ事は無かったです。
過去に病で、度々ICUに入院して【生涯、薬は必要になり、もう空手は一生無理です…】と診断された翌週には、サンドバッグやミットで息上げをして、組手をしていましたし、それらを誰にも気付かれず当たり前に、やって来れた事もあります。(最終的にやるか、やらないかを判断するのは、お医者様ではなく、自分自身でしかないのだと、本気で感じて考えられてきた経験であり、後に主治医のお医者様方が、毎回、興味津々で、自分の空手の復帰と、実戦への復帰や、経緯を見守って下さりました)
また、お医者様の言う通りに生きていたら、自分が子供達に空手を教える事はなかったです。
確実になかった。
自分はジッと、していられず、元々、昔から体を休められない心の弱さがあるので、これは決して良い事ではありません。
ただ、それが自分でもあるので、続けていられるうちは、とことんやるかと思います。
今回の手術で、少しでも状態が良くなり、また思う存分、極真の試合場で必死に戦えたら幸せだな。
