皆、本当に嬉しそうにしていた。
一人一人へ、コメントをしながら皆の前で紹介をしました。
全員 合格にしました。
受ければ受かるという事は勿論していません。
余りに到らないなら保留や、落とす事も勿論あります。
ただ、受けさせるからには、それなりに準備と努力をした生徒達のみとしています。
【向き合わないと更に先へは進めない】部分が確実に伴います。
結局は子供達、自らが感じて向き合わないと、新たなレベルへは、なれないので、そこは慎重に見極めて観察をしています。
茶色帯(2級)を合格した伶空君。
それと同時に今日、【せたひがラリー】4枚目をクリアして【せたひがマスター】のメダルを取得した彼。
4枚クリアの稽古回数を考えると凄い日数です。
緑帯を合格した坂本元輝君、服部諒太朗君、土方蓮斗君。
緑帯以上は、上級になります。
東大和の少年部の生徒達には緑帯になるには【関東大会での組手試合での1勝利以上】を課しています。
正直、簡単な事ではなく、それなりの努力を要する事、組手での本物の実力を考えて自分はそのようにさせています。
色々な事情と、個人差により、関東大会での組手試合の勝利が、明らかに無理な生徒達にも、例外は勿論考えていますが、それなりに周囲を納得させる努力なり、意気込みや、ヤル気は必要にさせようと考えています。
【前向きに取り組む姿勢】を観ようと考えて そうしています。
少年部達にも【緑帯以上を取得した喜び】は大きいかと思います。
何故なら 努力を続けている【本物】にしか、緑帯以上は明らかに、取得出来ないからです。
子供達には色々 感じて貰えたらと思います。
『茶色帯でしょう、おめでとう』と、美優さんに言われ、伶空君が、嬉しそうにしていました。
『先生が東大和に来てから1年生の時、僕、急に勝てるようになり、支部内で優勝出来たんだよ!』と後輩達に語る伶空君。
オレンジ帯、1本線だった彼を、指導し始めて。
【…凄く強くなるな】と感じたのを思い出しました。
サウスポーで、左の大振りの下突きを、ブンブン振り回していたけど、当時から、その細身からは考えられない破壊力だった。
『先生が来てから、支部内に出て、技あり、一本を取って優勝したんだよ』と話す彼は幼い頃、仲間達に、同じ話しを誇らしげに語る彼と何も変わらずでした。
自分も、感極まりました。
緑帯を取得した蓮斗君、元輝君、諒太朗君も、今後も更に強く逞しくなって貰えたらと思います。
後輩達の皆をリードして下さい。



