審査の見極めを兼ねながら。(祐尋君に7級審査の用紙を渡した)
毎日来ている生徒達が沢山いる。
1週間の一人一人の稽古量、稽古内容、疲労の調整をしながら。
補強稽古、フィジカル稽古、移動、型、ミット稽古まで。(ミット稽古では、横浜カップに向けて、3種目を全開で追い込み稽古)
全ての稽古を終えて、更にダッシュで走りたがる…南羽ちゃん達、数名の低学年達。
半端なスタミナでない。
【無尽蔵の心のスタミナ】
男の子も道場で、有り余るエネルギーを発散していると、本当に健全になれると思う。
女の子達も同じだが、彼女達には特に【自信】【勇気】【優しさ】を身に付けさせてあげたいと常に考えている。
男の子達、女の子達は、少し異質の部分もあるが、共通する部分も沢山ある。
皆が楽しく、仲良く頑張っているのを見ると本当に嬉しいなと思う。
夜の山田先生の一般部クラスには、久しぶりに、雨宮伶空君が稽古に来ていた。(坂本元輝君も参加)
夏休みは毎日の部活で、5日間しか休みが無かったという伶空君。
長きに渡り、世田谷東支部の彼ら(現在中学2年生)の、最強時代を築いてきた世代の一人で、常に絶対的な強さを見せてきた雨宮伶空君。
彼らの世代には、雨宮伶空君を含めて、星野悠久君、川内翔太朗君、坂本元輝君、土方蓮斗君、井上彪雅君がいて、将来的には彼らが、今後の世田谷東支部を代表する可能性を秘めた、有望な選手達が勢揃いしている。
少年部時代を経て、一番…空手を続ける事が困難な年代となる、中学生時代を、誰も空手を辞める事なく継続している世代でもある。
『おー…伶空(レノン)久しぶりだな!!…ようやく来たか伶空…元気か?どうだ?最近は…部活は忙しいのか?…今後の空手やら、試合を含めて、選手はどんな感じで考えている? …空手を辞めます先生…とか、挨拶に来たりするなよな、伶空は!』と、笑いながら問い掛けた。
『はい!…あ、押忍!!空手は辞めません!…また(可能な時期になれば)試合にも復帰したいです』と、笑顔の伶空君。
彼らの世代は、極真空手での長年のキャリアと、本当に素晴らしい才能を持ち合わせ続けてきた生徒達でもあり、いつか支部の宝になり得る選手達なので、大事に育てていけたらと思う。
彼らは幼年部時代から接してきた、自慢の生徒達でもあり、自分自身の誇りでもある。



