東大和道場。【少年部達へ】

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土曜日の少年部2クラス。

凄かったです。

2クラスとも感動の一言でした。

体験に来てくれたKちゃん。(黄色帯のKちゃんと同じ名前)

先輩達と最後まで凄く頑張りました。

楽しそうに色々行いましたが、4月から入会してくれるそうです。

最初のクラスでは基本稽古、フィジカル、ミット稽古を中心に。

選手クラスとなる土曜日の2クラス目…。

まさに圧巻でした。

三茶からはW君が1クラス目から出稽古に来てくれました。(来週は西東京都大会へ出場するそうです)

組手、本当にキツかったかと思いますが頑張っていました。(来てくれるからには彼にとっての本当に厳しい稽古を課しています)

『今日一回の稽古の中で、自分がどれだけ全力で頑張れたか』

それを最後の話の中で皆に問いました。

ほぼ全員が【全力でやりきれた】と自信満々に手を挙げてくれました。 (あの凄まじい様子なら全員当たり前に手を挙げて良いなと考えていました)

感動しました。

逆に、いまいちという表情で【出し切れなかった】と、手を挙げてくれた数人。

答えはむしろ自分の中では、両方が正解の中で聞いた問いでした。

『その日の稽古の中で、それを素直に誤魔化さずに、自分の気持ちを知る事が大切だよ』

そんな話をしました。

今年は昨年の拳三君が打ち立てた努力に並ぶ期待がかかる東大和の現在の5年生達。

先ずは昨年大躍進を繰り返した拳三君の、今年のポスト拳三君として、まんま当てはまるのが、杉浦翔君ですが、昨日の迫力と強さも凄まじかったです。

確実に相手を効かせて倒しに掛かる組手を行う1学年年上の優希哉君との真剣勝負、誰とでも決して退かない鬼気迫る組手をする同学年の悠久君との勝負、その生徒達と手合わせをする翔君の、破壊的な強さ全ても凄すぎました。

現在の5年生では頭一つ抜けた強さの翔君ですが連日、一つ年上にあたる拳三君とも最後まで打ち合える体力、スタミナ、打たれ強さ、粘り強さと限り無い爆発力が既にあります。

翔君には今年1年間、昨年の拳三君の築いてきた東大和少年部のリーダーとしてのポジションを、自分は彼に期待しています。

そんな話を翔君にする事もあります。

誰が強くても、趣味で空手を頑張っていても、自分は来てくれる子供達は全員好きです。

また、【その生徒達一人一人にとっての意味のある空手を指導したい】

それを常に考えています。

いて欲しくない生徒なんて一人もいないんです。

一人一人により、生徒には時に、厳しく叱る事等は沢山あります。

基本的に生徒には甘い事が殆どではありますが。

時に言わないといけない場面と、今はまだ言うべきで無い場面が必ずあるので、空手と道場の中だけではありますが、そこは常に見極めるようにしています。

大勢を相手に接していますが、誰を好き、嫌いではなく、その生徒の心の部分と接したいと常に考えています。

一人一人により、本人達自身の空手に対する価値観や意気込みの違いもあります。

選手として素晴らしい素質があっても本人の意志や、家族の思いと様々な環境や、運不運は確実に伴います。

また その一人一人の才能を引き出してあげる事が自分の仕事でもあります。

それ以上に、彼らから教わる事の方が遥かに沢山あるので自分自身の毎日の勉強でもあります。

自分はいてくれる生徒達には一人一人に誠心誠意を尽くしたいです。

東大和道場での今の少年部の彼らは、それこそ実の兄弟、姉妹に値する価値と絆が御互いにあります。

今の東大和少年部達の絆や、稽古風景は自分の思い描いてきた部分であり、自分の性格と魂、空手での自分の思想です。

そこに至るまでに自分の空手に対する気持ちと、生きる気持ちと、彼らから勉強させられている部分の結晶が、今の東大和道場の少年部です。