これだ…
幼い頃に実家に飾ってあり、よく観て感じていた曾祖父の姿。
【ハンサムだな…父さんに似ているのか、似ていないのか、あまり解らないな…】
そんな気持ちを、幼いながらに感じていたのを今…鮮明に思い出していた。
明治天皇、もしくは昭和天皇から頂いたという拝刀は、今は何処に在るのかを探りたい気持ちがあり、兄から話を聞きながら。
東郷平八郎さんから、万吉さんに渡された【書】が、あったらしいという事実も知れたが、それが今 実際に何処に在るのか…
凄いな…
…父さんや、俺は似ているのかな?
実際に、そんな気持ちで眺めていた。

