…調べれば調べる程、夕べは眠れず。
その凄さに、本当に武者震いが止まらなかった。
大日本帝国陸軍の【第10師団長】を務めたという曾祖父。
【偉い軍人だった…】と、両親から聞かされていた幼き頃の記憶を思い出すが。
幼い頃に…軍服に身を包む厳しい表情をした曾祖父の立派な写真を見ていた記憶もあり。
今は基本的に、毎年の先祖の墓参りには、自分自身しか行けない為…いつも、家族全員の気持ちを届けに行くつもりで、埼玉県の羽生まで足を運び続けて来た。
絶対に欠かしたらいけない事だと感じながらも…誠心誠意の気持ちを込めて、いつも立派な墓を毎年、ひたすら磨き続けて来た。
【自分自身が生きている限りは、生涯、必ず毎年 俺がやり続けます…曾祖父の金久保万吉さんのお墓を守ります】と、手を合わせて本気で語り掛けて来た。
その気持ちは、今も何ら変わらない。
命を落としかけた数週間後から、何故か毎年 必ず定期的に足を運ぶ様にしてきた。
【もしかしたら守ってくれたのかな…】と、本当に感謝の気持ちを込めて来たのも実際にある。
【これからは 俺がやらなきゃ、先祖の墓を綺麗にしていかないといけない】
そんな気持ちも当然あった。
【金久保万吉】曾祖父の経歴を調べれば調べる程…
壮絶だな…と改めて、自分自身の曾祖父を誇りに思う気持ちが湧き上がり、その興奮が冷めずにいる。
今までは何と無くでしか、曽祖父を知りながらも、それを感じてもいなかったが、毎年毎秒、自分自身の中でも何かが変わりながらも…昨日は武者震いと興奮で昼間まで眠れず。
陸軍の近衛連隊長にもなり、日露戦争では、第10師団長を務めた曾祖父。
その凄さや意味を理解するまでに、まだまだ時間が掛かりそうだが…
【立派な軍人だった ひいおじいちゃんなんだ… 】
幼い頃には何と無くでしかない、そんな感覚で生きていたが。
夕べ、実兄にも曽祖父についての話を聞いていた。
…いつか…北の丸公園に記念碑へと一度、足を運びたいなと考えていたが、きっと行くと思う。
夕べから時間が足りな過ぎて、興奮のやりどころが見付からず。
睡眠をする事が本当に勿体無くもなる。
いざ、自分の休みとなると、最近は特に苦しさが伴う。
沢山、本を読み、色々な事も勉強したいなと毎日毎秒を本気で考えているが…
酒を飲んだり、遊んだりもしてしまう。
本当に時間が足りない。

