10月18日(日) よく行く中華料理【珍香園】という御店が近所にあります。
綺麗な御店で、まだ出来て数年かと思いますが、自分も2週間に数回は飲食に通います。
深夜近くまで、御酒も飲めるのと美味しい中華料理が食べられるので毎日、凄く繁盛しています。
中国人の御夫婦が経営されている御店で、中学生の息子さんと、小学2年生の息子さんが毎晩、御店にいます。
御両親が一生懸命に働かれる横で、一年中、夜遅くまで彼らも、宿題や勉強をしたり食事をしたり、御店にいます。
御夫婦は日本語は殆ど話せませんが息子さん達は日本語も中国語も話せます。
小学2年生のY君が昨日…
『カブトムシまだ生きてるよ!クワガタも』と話し掛けてきた。
自分は嘘か、クワガタの勘違いかと思いながら…
『嘘でしょうY…カブトムシはこの時期は死んでるよ、クワガタだろう?』と聞き返した。
彼は『生きてるよ!』と言いながら小走りに、笑顔で、虫籠を持ってきた。
それは…7月に自分が、真夜中に汗だくで捕まえてきた【カブトムシの雄】だった…
【…俺よりもカブトムシの雄を長生きさせている…】と驚いたのと、嬉しい気持ちも凄くあった。
今年の夏に、彼は何かの話の流れで、自分に…『カブトムシは昆虫の王様でしょう?知ってるよ!本で見たから』と、話し掛けてきた。
【本物】のカブトムシを知らなかった彼に翌日、自分が捕まえてきた【カブトムシ】【コクワガタ】の雄を5匹程、持っていって彼に昆虫をあげた。
初めて、目の前で観る昆虫に彼は怖がっていた。
彼に飼育方法と、長生きの方法と、自分が昆虫に与えている【長生きゼリー】を一緒にあげた。
『長生きさせたいなら、指で触ったらいけないよ、観ているだけにしな』と伝えた。
彼は自分があげた、カブトムシに、一度も触れていないそうです。
だけど、虫籠を、とても大事そうに運んできた。
自分が話した飼育方法をきちんと守っていた。
また、彼の御父さんが、自分が彼にあげた【長生きゼリー】と同じ物をインターネットで調べて、購入したと昨日、彼の御両親が自分に話してくれた。
彼の為に、沢山の昆虫ゼリーを購入して、毎日、餌を与えていたのは彼の父親でした。
『父ちゃんが、こんなにゼリー買っていた!…なんか、いつもゼリーが入っているなと思ったから、カブトムシが食べてないのかと思ったから…』と嬉しそうに彼が、ゼリーを沢山、持ってきた。
昨日 それを知った彼の様子が面白くて、嬉しかったので自分も大笑いしていました。
お母さんも大笑いしていました。
彼の大事にする昆虫の餌を、インターネットで調べて購入して、忙しい合間に世話をしていた御父さんの彼に対する愛情に感動しました。
『…父ちゃん、ゼリーがなきゃ、ダメだと、インターネットで調べたんだって…知らなかった』と彼が笑っていた。
今日、彼の写真をブログに載せて文章を綴っても良いかを、中学生の長男の息子さんから通訳して貰い、御両親から笑顔で許可を頂きました。
自分が空手をしていて、彼の話をブログに載せたいと伝えました。
小学2年生の彼は、自分の事を今日から『先生』と呼んでいます。
それまでは多分、沢山食べる、御酒を飲んでいる、カブトムシをくれた、おじさんくらいに思っていたのかも知れない。
別のクワガタを欲しがる彼に昨日、自分が幼虫から成虫に育てた【アンタエウスオオクワガタ】を一匹、新たにあげました。
あんなに沢山、ゼリーがあるので、使いきらないと勿体無いと感じて、ダッシュで自宅に戻り【オオクワガタ】を彼にあげに店に、ダッシュで戻った。
彼は怖がり、まるで触らなかった 笑
ただ、嬉しかったみたいで【オオクワガタ】も、長生きさせてくれるかと思います。
彼が過去に知らなかった、生きた本物の昆虫を知る事が出来て良かった。