独り言を呟きながら、誰かが階段を降りてきた。
『…お?開いているぞ…一番乗りだなぁ! やっぱりな!』
声を発しながら、圭太君が嬉しそうに入ってきた。
『今日、一人で自転車で来た!』(物凄い嬉しそう)
『圭太、凄いねー! …一人で来たんだ! さすが圭太!』と返す。
『夜まででしょ?(今日の少年部)…ライトが(自転車の)壊れているんだよなぁ…暗くて一人で大丈夫かなぁ(帰り道)…自転車で来ると、ホント、足が疲れるんだよなぁ…』
物凄く、嬉しそうに話してくれた。(帰りには…お母さんが一緒だったはず)
一人で道場に来て 荷物を下ろし、床にある虫籠を眺めながら…『クワガタかぁ…俺もカブトムシの幼虫を飼ってるんだよなぁ…』と彼。
【強そうな顔】をしてくれた。
まさに【つわもの】…
可愛らしいが、彼は本当に面白い。
次々に来る子供達。
全員を辿りたくもあるが、子供達には一人一人、微笑ましくも面白い場面が、本当に沢山ある。


